引退ブログ 森田隼矢

 引退して1ヶ月、

 入れ替え戦が終わって、バイトばっかして、たまに学校行って、年末年始に旧友と会って、という今までの冬のオフと何ら変わらない日々を過ごしたので正直あまり引退したという実感が湧きませんでした。最近やっと、年が明けても練習が始まらず、部活のことを考える時間がなくなり、グランドに行けば顔を合わせていたやつらと会うのに連絡が必要になって、ということで少しずつ、引退したんだ、もう部活に行くことはないんだ、と実感が湧いてきました。

 

とりあえず4年間を振り返ってみると、芝のグランドで毎日サッカーができること、自分より上手い人しかいないチームに感動した入学したての頃と比べたら、少しは成長したかなとは思います。最後までヘタクソはヘタクソのままだったけど、練習についていく自信もなかった頃に比べるとマシにはなったとは思います。

 

ただ、やっぱり最後の1年、自分たちの代で2部リーグ上位進出という目標を掲げたにも関わらず、最終的に前の年と変わらない11位、入れ替え戦まで戦わないといけないという結果になってしまったことが悔しいです。最後の入れ替え戦は大勝して、ゴールも決めれるというオマケまでついてきて残留はできたけど、チームで掲げた目標を達成できなかったという悔しさ、その中で自分が何もできなかったという悔しさの方が断然強いです。リーグ戦は1試合も無失点の試合はできなかったし、あの時こうしていれば、あの時あのミスさえしなければ、というのはずっと心の中に残っています。

 3年間で11位、7位、11位。試合にはあまり出てはなかったけど、ベンチには結構入ってたりしたので、やっぱ勝ちたいっていう気持ちは強くて、今までのチームを変えて勝てるチームにしたい、ということで新チームをスタートさせました。新しい取り組みもいろいろやって、今までのチームとは少しは変わったとは思うけど、結果はついてきませんでした。自分は副キャプテンだったけど、結局何もできず、特にサッカーの面に関しては、海人や金田さんのおかげで今までで1番良い練習ができたシーズンだったと思うけど、その分自分のプレーで精一杯で、その点は特に申し訳なかったと思っています。

 

正直、最後の1年はしんどかったです。1年間全てにおいてチームを引っ張ってくれた海人に比べたら、しょうもないしんどさなんだろうけど、全然思い通りにプレーできないし、なかなか勝てないし、自分の立場についても葛藤もたくさんあって、高校の時キャプテンやってた頃とも全然違って、ただただしんどかったです。

 最後の3ヶ月くらいは特にしんどくて、引退したら当分サッカーから離れようかなって考えてたけど、引退して1ヶ月経って、今は体を動かしたくて、サッカーがしたくてウズウズしています。4月から社会人になって、せっかくの区切りなのでサッカー以外のスポーツもしたいけど、体が動くうちは何らかの形でサッカーも続けたいと思います。ただ、ここまで本気でサッカーをやるのは、大学の部活が最後やと思うし、多分大半の人がそうなので、後輩たちには本気でやるサッカーに悔いが残らないようにやり切って欲しいと思います。

 自分自身は、やり切った、とは胸を張って言えないかもしれないけど、九大サッカー部に入って良かったとは思っています。元々サッカーができればどこでも良いやと思って大学に入ったので、部活中心の充実した大学生活を送ることができて良かったです。そして何より仲間には恵まれました。先輩、後輩、その他関わって下さった人たち、特に4年間一緒にやってきた同期のみんなには本当に感謝しています。この場を借りて、ありがとうございました。

 去年のチームがスタートする時に言ったけど、1年間やってきたことが今後九大サッカー部がもっと良い方向に変わっていって、強くなっていく始まりになれば良いと思っています。晃平を中心に新チームがスタートして、新しいこともいろいろやってるみたいだし、絶対に良い方向に向かっていくと思います。途中しんどいこともいっぱいあると思うけど、やる気とパワーを持った後輩たちが揃っているので、チーム一丸となって頑張って欲しいと思います。社会人になるとは言っても福岡にはいるので、なるべく応援にもいきたいと思います。頑張って1部に上がってください。

 拙い文章でしたが、ありがとうございました。  4年 森田隼矢

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