部員ブログ「成長」 佐藤大也
昨年の夏、部活が行えない期間が続いたので1ヵ月ほど実家に戻った。特にすることもなかったので高校時代に書いていたサッカーノートを読み返してみた。3年間を通して書いたサッカーノートは15冊にも及び、読んでいくと様々な思い出がよみがえってきて、なんだか懐かしい気持ちになった。それらのサッカーノート中にこんな言葉がある。
「人間的成長なくして、技術的進歩無し」
これは入寮した日に書いたサッカーノートにコーチによって記されたメッセージである。当時まだ15歳だった私はこの言葉の意味にあまりピンときていなかったが、最近この言葉の大切さに気付いた。高校時代は県で3位に入るくらいのそこそこ高いレベルでサッカーをしてきて、大学入学後はその経験と感覚で2年間サッカーをしてきて上級生には上手な人が多く、それでなんとかなった。しかし新チームになってそういった先輩方が抜け、自分がチームを引っ張れる選手にならなければと思うなかで、少しうまくいかない部分がでてきた。というのも自分のスタンダードが人によってはスタンダードではなく、それがゆえにゲームなどを行ってもうまくいかないことが増えてきたのだ。そこに対して話をすることもあるが、基本ふてくされて何も伝えず練習を終える。しかし、それではいけないなと先日同期の2人とサッカー談義を3時間くらいするなかで思った。自分はこうしてほしい、あの場面ではこうしたかったなどと思ったことがあればちゃんと伝えていきたい。そうする際に自分の意見だけを言うのでなく、しっかり周りの意見を聞けるような人間になっていきたい。そういうことを繰り返すことができれば人間的にも成長できるし、サッカーの思考もブラッシュアップされるはずである。来年は最上級生になりチームを引っ張らなければならない立場になる。だからこそ人間的にも技術的にも「成長」できるような、そんな1年にしたい。
ここまでは個人的な目標を書いたが、ここからはチームの目標に対する自分の気持ちを書こうと思う。まずは「1部昇格」について。これは今年のチームとしての目標であるが、個人的にはあまりピンと来てないというか、あまり意識していない。漠然と1部に行きたいというのは小学生がお金持ちになりたいと言うくらい曖昧なビジョンであり、目標なのかなと感じる。それよりも個人的に意識しているのは「昇格組に勝つ」「国立大学に全部勝つ」「残りの私学に対して勝ち点を積み上げる」というところである。この目標に向かってやっていく先に1部昇格があればベストな形かなと思う。
次に「Challenge」の部分について。結果の部分に関して昨シーズンは2アシストしか残せていないので、今年は3ゴール5アシストという結果の部分にチャレンジしたい。プレー面に関しては、もう少しDFラインのビルドアップに加わるようなプレーを増やして、私の武器である展開力とキックといった部分をもっとだせるようにしていきたい。
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