部員ブログ「低身長GKだけど試合に出たい」 谷口凌太郎

このブログを読み始めてくださった皆様

お世話になっております。

九州大学サッカー部新 3 年の谷口と申します。

お手数をおかけしますが本文のご清覧よろしくお願いいたします。


これは僕が主務のメールを使用する際の定型文である。今年から上級生となり、個人とし

ては主務の仕事を任されるようになったなかで、ただ自分のことだけを考えてサッカーす

ることはなくなった。責任のある仕事をすることやチームのために何ができるかを考える

ことはとてもいい経験となり、人として日々成長できていると感じる。今年はピッチ内外で

チームに貢献できるように頑張りたい。

今回のブログでは、サッカーについて僕が考えていることを2つ挙げていく。興味がある

ところだけでもいいので是非読んでほしい。

1.なぜ声を出せというのか

2.低身長 GK だけど試合に出たい


1.なぜ声を出せというのか

僕は小学生のときから今まで、試合や練習では口癖のように「声を出せ」と言ってい

る。ゴールキーパーというポジション上、大声を出しての指示やチームを鼓舞すること

は当たり前のようにしていることなのだが、フィールドプレイヤーの中には試合終盤で

疲れると静かになる人やそもそも大声を出すことが苦手?な人もいて僕は驚いた。声を

出すだけで良くなるプレーもあると思っている。

なぜ声を出したほうがいいかという理由の一つ目は、良い攻撃/守備のために指示を

して仲間を動かすことで自分がプレーしやすくなるということだ。また、指示をするに

は敵味方の状況を把握しないといけないので、よりよい状況認知につながる。

二つ目の理由は自分の脳を騙せるからだ。僕が「指示をしろ」ではなく「声を出せ」と言うのは指示以外の声も大事だと思っているからだ。この指示以外の声に自分の脳を

騙す効果があると信じている。これはサッカー以外のスポーツでも使えると思う。僕自

身、毎回の練習で実践している。例えば、体力的または筋力的にキツイ練習のときに「頑

張ろう!」という声掛けをしたことはあるだろうか。僕は、このとき誰よりも頑張れた

のは声掛けをした自分自身であったと気づいたのだ。同じように全体に言うだけでなく

自分自身に「盛り上げよう」「質上げよう」という声掛けをすることは頭の中で思うだ

けよりいいと思う。だからあまり声出さないという人は「声出そう!!」という声掛け

から始めてみてほしい。九大サッカー部が声を出せるチームになるように僕も頑張りた

い。

2.低身長 GK だけど試合に出たい

身長 168 ㎝。最近の高校以上のカテゴリーでは、フィールドプレイヤーであっても、

身長 160 ㎝代の選手がいると特別に足が速いか、テクニックがあるのかと思うくらい身

長のアドバンテージは高いと感じている。ましてゴールキーパーにとっては絶対的な差

となる。身長 170 ㎝弱では横幅 7.32m高さ 2.44mのゴールを一人で守るには十分では

ないし絶対に届かないコース(死角)があることも悔しいが否定できない。それでも試

合に出たい。これは僕のわがままであり“挑戦”でもある。死角を 1 ㎝、1 ㎜でも減らす

ために日々の練習で限界を超えなければならない。少しキャラが強くなれば簡単な操作

で敵に勝ててしまうスマホゲームとは違っておもしろく、十何年やっていても飽きない。

それでは、僕が死角を減らすために何を意識しているのかというと、一瞬一瞬の判断

を正確に行うことだ。シュートを打たれてゴールに到達するまでの時間はとても短い

ので、シュートを打たれるまでに正しいポジションと重心移動をし、打たれると同時に

反応し、正しい角度にステップを踏み、ボールに向かって一直線でアタックしないとボ

ールには触れない。それに加え、両手を出すか片手を伸ばすか、弾くかキャッチか、横

に弾くか上に弾くかといった判断もしたうえでスーパーセーブが生まれるのだ。試合

ではこの一連の判断をほぼ無意識でできないといけないので、練習で特に意識してい

る。

日本では GK というポジションはあまり人気がなく注目もされないが、次にサッカ

ーを見るときにはキーパーの細かい動作にも注目してみると面白いと思うし、凄さが

よりわかると思う。


最後に

声や GK に関しては僕のサッカー観の一部であり、他の人とは違うかもしれないで

すが、こういう人もいるんだと理解してくれるとうれしいです。

長く拙い文章になってしまいましたが最後まで読んでくださりありがとうございま

した。今年も九州大学サッカー部の応援よろしくお願いします。

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