部員ブログ「振り返り」瀧亮太
このブログを書くにあたって、何を書けば良いかわからなくなってしまった。参考にと思い先輩の引退ブログや部員ブログを読んでみたがどの先輩も書き方が様々で余計に何を書けばよいかわからなくなってしまった。なので、ごちゃごちゃ考えず、ただ今思うことを描こうと思う。
思えばこのようなブログという形で自分のサッカーについて文章に書き起こすというのは初めてだと思う。サッカーを始めて11年目になるが自分がサッカーを始められたのも、11年も続けてこられたのもただただサッカーが好きで楽しいからというこの理由に尽きると思う。逆によくその気持ちだけでここまで続けてこれたなとも思う。もちろん、サッカーがいつも好きで楽しいわけではなかった。夏は暑いし、冬は寒い、雨も風も全然好きじゃない。むしろ嫌い。走り込みやフィジカルトレーニングだけで全然ボールにさわれない期間もあった。そんな苦しく、楽しくない期間があってもそのトレーニングを経て自分の成長を実感できた時や試合で活躍できた時が楽しくて、嬉しくて仕方がない。この瞬間があるから自分はサッカーを続けているのだと思う。
そんな好きで仕方がないサッカーへの情熱が一度だけなくなってしまった時があった。高校三年の時だった。コロナウイルスの影響で最後の夏の大会がなくなってしまった。ほとんどの三年生がこの夏の大会を最後にサッカー部を引退する。冬の大会まで部活を続けるという選択肢もあったが、大会が中止になったと顧問から知らされた時に自分の中でサッカーに対する気持ちがプツッと切れてしまった。そこからはひたすら受験勉強をした。九州大学を目指したのは、自分が学びたい学問があり、その学部が九州大学にしかなかったからだ。
九州大学に入学してからサッカーを続ける気はなかった。ただ、自分の学びたいことに没頭して、バイトとかサークルとか大学生を満喫しようと考えていた。入学からしばらくして九州大学サッカー部の存在を知った。見学ぐらい自由だから一度だけ行ってみよう、そんな軽い気持ちで部活に参加してみた。久しぶりにボールを蹴るのは楽しくて仕方がなかった、体は全然動かないけれどただ楽しくて、サッカーをまだ続けてみたいと思ってしまい、その瞬間にもう入部しようと決めた。
思い返せば自分のサッカー人生は自分の感情の思うままに過ごしてきたように思える。去年の1年間はただただ自分が楽しいようにプレーをしてきたと思う。自分は今年で20歳になる、2年生になり、新1年生もどんどん入部してきてくれている。試合に出させてもらう機会も増えた。今年一年は今までのように感情の赴くままではなく、一つ大人になるという自覚を持って、プレーやそれ以外の場面でもチームに貢献できるよう頑張りたい。
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