部員ブログ「恵まれた環境の中で」大谷篤史

今までの人生の中,薄々気づいたことがある。それは、自分の抱え込むことのできるキャパシティは人の2,3倍もあるということだ。確かにこれには欠点もある。実際,普段の生活において絶対自分は人より多く睡眠を必要としているし、またやることが多くなるために急な誘いに対し行きたくてもいけないことが多くある。しかし、この体によって自分は週5回の部活を全力でこなしながら、授業に出て単位を取り、バイトも他の人並みにこなし,それでいて遊ぶ時間がないと言ったわけでもないという、他の人からすると何とも意味のわからない生活を恵まれた環境のおかげで送ることができている。実際周りの人からはお前は遊ぶ時間などないやんけと思われているかもしれないが自分ではそうとは思っておらず適度にリフレッシュ出来ているのでまあそこは気にしないでおこう。

でも、最近この自分の特異な体質にはある前提条件が隠れているということに気づいた。それは、サッカーというスポーツが大好きだということである。だから何なんだよという話に思われるかもしれないが、それにより自分は部活の時間を好きなことをしているの時間だと感じて生活しているいるのだ。これは本当に大きなことである。これにより,自分の生活の質は常に高いレベルで保たれており,例え日常生活で嫌なことがあったとしてもサッカーをしているとそれを忘れることができるのだ。でも,サッカーは1人ですることはできない。ボールやスパイク、ユニフォームといった用具なども必要であるし、なによりサッカーするには一緒にプレーするチームメートや相手がいなければいけない。そのように考えると、家族と友達の存在も欠かすことのできない。もしかしたら自分よりサッカーというスポーツが大好きで,実家から本気で自分の試合を見にこようとしているほどサッカーが好きな両親と、自分にサッカーという楽しさを示してくれた兄という自分の家族には本当に恵まれていると常々感じているし,一度だけサッカーが嫌いになり辞めようと思った高校3年の夏の時に様々な形で支えてくれた大切な友人には特に本当に感謝してもしきれない。そして、九州大学サッカー部という環境にも大いに感謝している。この恵まれた環境も自分の特異な生活を支えてくれているので,これに対する感謝も忘れずに今年一年も頑張ろうと思う。

このまま終わりにしてもいいが,これだとただの自己満足になってしまうので最後に今年の自分の目標を宣言しようと思う。目標を人に言わずやってもどうかなと思うし,せっかくだしここで言うことによってあえて自分にプレッシャーをかけておこう。目標は、こいつがいるから今日の試合に負けたと相手に感じさせることである。目標のくせに抽象的かもしれないが理由はちゃんとある。去年リーグ戦の代替大会に出させていただき,手応えと同時に不甲斐なさも残った。その不甲斐なさを今年は無くしたいと強く思っており、また試合に出た経験を生かして成長しないと去年の四年生の先輩方にも申し訳ない。だから日々の練習から不甲斐なさをなくすために全力で取り組む。そしてもしそれが達成できたらこの抽象的な目標にも到達できるだろう。なので今年の自分の目標はこれで行く。どうせ自分の性格上、この目標と現実との乖離に悩む日が絶対来るがそれはもう仕方のないことだし今までみたいにどうにか乗り切れると信じておく。この目標が上手く運び,結果というもので今までの恵まれた環境を作っていただいた多くの支えてもらった人への恩返しができるようにしていこう。

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