部員ブログ「振り返り」奥畑壮生

入部して一年が経った今の気持ちについて書いていければと思う。

私は去年の10月に怪我をした。入部して半年ほどでもう怪我をしてしまった。なのでいまはもう入部してからサッカーをしていた期間よりしていない期間の方が長くなってしまっているが、そろそろ復帰の時期が近づいてきている。約1年間のリハビリももう終盤に差し掛かった。しかし、リハビリはやはり好きになれない。実は、高校生の頃にも同じ怪我をし、1年ほどリハビリをしていたので、合わせると少なくとも1年半の間は病院に通っているがやはり無理だ。というのも、私はコツコツと小さなことを積み重ねるのが苦手なのだが、リハビリとは地味な筋トレを続け、少しずつ今までは当たり前に行えていた事をできるようにするという、なんとも言えないものだからである。2回目ともなると更に地味さが増す。でも、そんな弱音を言っていても意味がなく、リハビリが好きな人なんて居ないか、なんて考えながら続けていくしかない。しかし、そんなリハビリも今はちょっと楽しい。少し派手になってきたからだ。やはりグラウンドでボールを蹴るのは楽しいし、走れるというのも気持ちのいいものだ。この嬉しさや楽しさを出来るだけ忘れないように生きていきたい。まあ、怪我などしていなければ、当たり前にできていたことに大きな楽しさや幸せを感じるというのは少し複雑な気持ちではあるけど、この際そんなひねくれたことは考えない方がいい。しかし、当たり前だというものは嫌なものである。当たり前だと思ってしまうことで、小さな喜びや小さな感謝の気持ちを感じられなくなる。また、他人に求めてしまうことも多くなる気がする。出来るだけそうならないように気をつけていきたい。

話は変わるが、今年は2年生になり、後輩も入ってきた。一年生はすごい奴も入ってきたし、みんな練習中もとてもいい顔をしている。中には、怪我で半年近くサッカーができないにもかかわらず入部を決め、楽しそうに練習に来る奴もいる。そんなのを見ていると、自分も頑張らないとなと思えるし、自分に素直になれる。僕も入部当初の気持ちを思い出し、今の気持ちを忘れずに、当たり前に呑まれないようにしながら、残りの3年間を過ごしていきたいと思う。

あともう少しで、大好きなサッカーが出来るようになるが、流石にもう怪我は懲りたので、怪我をしない身体を作り、万全の状態で復帰できるよう努めたい。もちろん、試合には出たいし、活躍もしたい。でもその気持ちを持ちつつ、自分の身体とまっすぐ向き合いながら焦らずに少しずつ成長していけたらと思う。

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