部員ブログ「走る。」徳永和馬

 私は走ることが好きではない。なぜならきついから。これまで走りの練習はきついから、と妥協し続けてきた。そのつけがまわってきたのは、大学生になってからである。思うように体が動かない。高校の時なら届いてた。そう感じることが多くなった。最近は、特に思うように動けず、自分に嫌気がさしたり、もう潮時かなとさえ思ったりもする。ちょうど今日の練習でも、妥協したりサボったりするシーンがあった。もっとやれたのにやらなかった。正しくは、今までやれたようなことも、やらないうちに本当にやれなくなってきている。

 思い返せば、これまでの人生は何もかも中途半端なままだった。勉強も部活も、私生活においても妥協ばかりで、もういや!辞めたい!と思うほど一つのことに全力を注いだ記憶はほとんどない。目標を立てたとしても、目指すのは一瞬で、数週間後には忘れてしまっている。

 そんな状況を変えたいと思いながら、今この文章を書いている。大学生の間に、自分が成長できた、やり遂げたと心から思えることを何かひとつでもつくりたい。それが、走ることである。先述したように、私はこれまで走りに関しては特に妥協してきた。

 しかし、そんな私とは裏腹に、サッカーは年々走力が求められるようになっている。本音を言えば、できれば走りたくないし、きつい思いはしたくない。ただ、それはみんな同じである。私とみんなの違いは、実際に走っているか、走っていないかである。このまま大学サッカーを終えたくない。チームのために走るという考えは、すぐに妥協する私にはまだ荷が重い。だからこそ、今シーズンは、走れなければそこで終わりだと自分に言い聞かせながら、自分のために走るシーズンにする。来シーズンのブログのタイトルを「チームのために走る」にするために。

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