部員ブログ「サッカーする理由」齊藤光

 自分にとってブログを書く経験は初めてだし、生まれてから本を一冊も読み切ったことはないはず。文章を書くのが上手い人はたくさん本を読んでいるイメージがあるから、たぶん自分はそれが下手だ。ご了承ください。とりあえず2年生の今、春に考えていることをここに書き出したいと思う。

 この1年間を振り返ってみて真っ先に思うこと、それはなぜ自分がサッカー部に入部したのかである。週5だし、毎回自転車で行かないといけないし、雨の日もあるし、基本的に九大の周りは風が強い。しかも自分が漕ぐ時は必ず向かい風。なんで大学生にまでなって部活するの?とよく聞かれるが、自分でもうまく答えられない。サッカーが好きな時もあるし嫌いな時もある。別にジムに行けば運動できる。

 でも、その答えが最近わかったような気がする。それは今までの後悔である。高校は進学校だったのもあり、部活を思う存分出来なかった。引退した時もうまく泣けなかった。周りの環境のせいにして、自分から行動を起こさなかった。結局は自分の責任である。そんな後悔を誤魔化すために入ったんだと思う。実際、大学に入ってサッカーのレベルは上がり、切磋琢磨できる仲間がいる中、その後悔を一つ一つ潰している。自分のプレーだけでなく、サッカーそのものを勉強できる時間が増えたし、チームに本気で関われる環境がある。まだまだ自分はトップチームに定着しないし、公式戦にも出場したことはない。そのことに対して真摯に向き合える自分でありたい。しようと思えばいくらでも言い訳を作れるだろうし、このまま終わったら後悔することが既にある。

 そんなサッカーに夢中な日々の今、将来のことを考えて正しく行動することなんて自分にはできない。まだまだ小さい世界で周りと比べている自分がいるし、日々の生活を正当化している自分もいる。どうやって解決すれば良いかなんて分からない。それでも、結果がどうであれ、自分ができる範囲で、毎日全力で過ごしたい。来年ブログを書いている自分にとって誇れるような一年にしたい。

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