『自分なりに考える』 #25 南有眞(DF)

九州大学サッカー部 on Instagram: ". 【引退ブログ】 『自分なりに考える』 #25 南有眞(DF)  小学校から大学生まで続けてきたサッカーを本気でやることがなくなり、本当に人生

45 likes, 1 comments - kyudaisoccer_official on March 31, 2024: ". 【引退ブログ】 『自分なりに考える』 #25 南有眞(DF)  小学校から大学生まで続けてきたサッカーを本気でやることがなくなり、本当に人生において最後のサッカー部引退ブログを書くことになったのかと思い、少し寂しく感じています。この最後の引退ブログを大学4年間を振り返り、自分の考えとこれからについて書こうと思います。  4年間での活動を振り返ると嬉しい、楽しい思い出や苦しくてつらい思い出がたくさんあります。試合に出ることができた時は嬉しかったし、うまくプレーできているときはすごく楽しく感じました。サッカー以外でもささいな会話や出来事も楽しかったです。逆に怪我をして手術したときは1年間何もできないつらさがありました。その他にも色々とあるのですが、サッカー部での活動に通じるものとして”自分なりに考える”ということがあったと感じています。  サッカー部にいる以上は全員試合に出て活躍したいという思いが当然あると思います。しかし、練習では全員同じことをして、試合に出られるのは11人だけです。試合に出たいなら自分なりに考えて練習しないと差はつかないし、自分を知ることもなくなってしまうと思います。具体的に自分はいくつかのポジションもできるように意識して紅白戦などやっていた結果、試合にコンスタントに出られる機会を得ました。自分自身の個性を考えたときにフィジカルがあるわけではなかったのでそこでは勝負しないようなプレーの仕方をしていました。また、俊敏性やスピードもあるわけではなかったので相手の癖や視線から予測をすごく大事にしていました。怪我の期間はリハビリに励むのは当然のこととして、部員のプレーの観察を意識していました。この人はこんなプレーが好きなのか、苦手なのか、こんな時フリーになっているのか、など部員の特徴を見ていました。そうすることで練習の時、自他ともにやりやすくなると思っていたからです。練習でいいパフォーマンスをすれば試合に出る機会も回ってくるかもしれません。他にも色々と自分なりに正解、不正解関係なく一応考えてやっていました。そうすることで試合などに絡めてより楽しい部活動にすることができたと思います。自分は特別な運動神経や技術があるわけでも

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『自分なりに考える』

#25 南有眞(DF)

 小学校から大学生まで続けてきたサッカーを本気でやることがなくなり、本当に人生において最後のサッカー部引退ブログを書くことになったのかと思い、少し寂しく感じています。この最後の引退ブログを大学4年間を振り返り、自分の考えとこれからについて書こうと思います。

 4年間での活動を振り返ると嬉しい、楽しい思い出や苦しくてつらい思い出がたくさんあります。試合に出ることができた時は嬉しかったし、うまくプレーできているときはすごく楽しく感じました。サッカー以外でもささいな会話や出来事も楽しかったです。逆に怪我をして手術したときは1年間何もできないつらさがありました。その他にも色々とあるのですが、サッカー部での活動に通じるものとして”自分なりに考える”ということがあったと感じています。

 サッカー部にいる以上は全員試合に出て活躍したいという思いが当然あると思います。しかし、練習では全員同じことをして、試合に出られるのは11人だけです。試合に出たいなら自分なりに考えて練習しないと差はつかないし、自分を知ることもなくなってしまうと思います。具体的に自分はいくつかのポジションもできるように意識して紅白戦などやっていた結果、試合にコンスタントに出られる機会を得ました。自分自身の個性を考えたときにフィジカルがあるわけではなかったのでそこでは勝負しないようなプレーの仕方をしていました。また、俊敏性やスピードもあるわけではなかったので相手の癖や視線から予測をすごく大事にしていました。怪我の期間はリハビリに励むのは当然のこととして、部員のプレーの観察を意識していました。この人はこんなプレーが好きなのか、苦手なのか、こんな時フリーになっているのか、など部員の特徴を見ていました。そうすることで練習の時、自他ともにやりやすくなると思っていたからです。練習でいいパフォーマンスをすれば試合に出る機会も回ってくるかもしれません。他にも色々と自分なりに正解、不正解関係なく一応考えてやっていました。そうすることで試合などに絡めてより楽しい部活動にすることができたと思います。自分は特別な運動神経や技術があるわけでもありません。実際、同じ学年で飲み物などをかけてリフティングをしても落とすのはキャプテンの尚輝か自分が多かったです。このように少しの意識でサッカー部での活動が変わるのではないのかと思います。

 自分なりに考えることは九大サッカー部でより意識するようになったと感じます。九大サッカー部の大きな特徴の1つとして学生が主体となっていることがあります。大学以前は監督やコーチから言われたことを意識することが多かったですが、そこまで個人をしっかり見てアドバイスされる環境は九大にはありません。戦術班を作ってそのような問題などを解決しようとしていますが限界はあると思います。そのためサッカーのプレーもそれ以外の活動においても、自分で考える必要がより出てくると感じました。そのような環境での経験ができたことは自分にとって良かったと振り返って思います。

 これからに向け自分なりに考えてよりいいチームを作るために必要だと感じたことが2つあります。1つ目は何も当たり前なことはないということです。グラウンドでの練習、練習メニュー、荷物の運搬、水の用意、お金の管理、イベントの開催、審判の派遣、レンタカーの使用、まだまだたくさんありますが、きちんと考えるとすべて当たり前にできることではないことはわかると思います。自分が知らないところでやってくれている人がいるという意識が少しあるだけでチームはより良い方向に行くことはわかると思います。2つ目は他人をいい意味で信用しすぎないことです。自分が思ったように人は動きません。自分が想像していないようなことも起こります。今シーズンでもよくありましたが、何かいつまでにやっておいてと伝えるだけでは、それ通りには全員がやってくれません。単純に忘れていたり後回しになったりしてしまいます。そこで、リマインドをする、個別の連絡をする、どうやってやるかの説明を付け加えるなど、伝えるほうが少し頑張れば解決することもあると思います。何か人に伝えるとき、頼むときに少しの思いやりを持つことで円滑に物事も進むだけでなく、逆の立場になったときに協力できるようになり、チーム全体がより良い方向に行くのではないかと思います。

 最後に九大のサッカー部に入って楽しい思い出ができただけではなく、班活動も通じて成長できたと感じます。これは同学年、先輩、後輩、九大サッカー部という環境のおかげだと思うので、感謝したいと思います。ありがとうございました

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