四年間の思い出 A to Z 樋口佳樹
4年生の樋口です。
大学サッカー生活が終わってしまいました。
そこで卒業ブログの依頼が来たのでこの4年間の思い出を振り返っていきたいと思います。
A:Ace Striker
【九大のエース 名倉健一郎】
言わずと知れたこのチームのエースストライカー。1年生のときから試合に出続け、点を取るだけでなく献身的な守備やラストパスで味方も活かす頼れる男。
遠征での二人部屋で同じ部屋に入ったことも二度あり、彼と一晩を過ごした♡ことも…
試合では何度か共演しましたが、いつも迷惑をかけてばかりでした。それでも変わらず何度もボールを貰いに来てくれ、何度もスペースに走ってくれました。
練習でも試合でももう何度言ったか分かりませんが、ここでもう一度言いたいです。
本当にありがとう。
B:Birthday
【誕生日のこと】
この学年では何度か誕生日を祝ってきました。
家に集まって遊んだり、海に飛び込んで行ったり、日付をまたいだころに誕生日を迎えた部員の家に突撃したり…
このときは「大学生やってんな~」って強く思いました。
また、後の“L”の項目で登場する山田瑞貴という男はよく誕生日にプレゼントをくれていました。
C:Careless Girl
【うっかりやなマネージャー 平川 千愛】
大分から来たマネージャーその①。
優秀な成績で大学に現役合格しているが、その反面、寝坊が非常に多く、「うっかりや」と言って差支えない。アラーム音では起きられないのに着信音では起きられるという特異体質という面も持っています。
後輩たちはこのマネージャーに対しておとなしいイメージを持っているかもしれませんが(僕もそう思っていました)、意外とよくしゃべります。あと、嵐が好き。
D:Devoted girl
【献身的なマネージャー 鈴木碧】
「九大美女図鑑」に掲載されたこともあるマネージャー。元卓球部。
夏場でも日焼けを辞さない覚悟でグラウンドを縦横無尽に動き回ってサポートしてくれ、泊まり込みの遠征にもしょっちゅう参加してくれていました。
試合会場への移動の運転も積極的にしてくれて、部全体への貢献度は非常に大きかったと思います。
一見クールな感じでそつなくこなしていそうですが、たまにポンコツっぷりを発揮することもあり、そのギャップも、また、良いところ。
E:Emotional Plop
【精神的支柱 吉田海人】
今年のこのサッカー部のキャプテン。グラウンドのどこにでも顔を出し、攻撃も守備も何でも高水準でしていました。今までチームメイトになった人の中で一番うまいと思いました。
外から試合を見ることが多かったが、誰よりも声を出して走り回る姿を見て
「こいつのために戦いたい」と思いました。実際にシーズン終盤で出番が回ってきて試合で共演したのだが…試合に出ないよりは貢献できました(多分)。
なお、私生活では本人曰く「月に4回『も』バイトに入る」ほど熱心に働いています(?)。大学院生になればダブルワークをすると言っていたが…
要経過観察。
F:Fantasista
【ピッチの中央で舞う男 メスト・エジル】
ファンタジスタ:1、機知に富んだ台詞と即興芸の得意な役者や大道芸人。
2、ずば抜けた技術を持ち、創造性に富んだ、意想外のプレーを見せる天才的なサッカー選手。(コトバンクより)
通称「エジさん」。日本語名を原悠貴といいます。
調子が良いときの彼を止めることは困難で、誰の予想もできないターンで相手をかわし、キラーパスを供給し、自ら得点も挙げる。
家が比較的広いのとその人柄でよくたまり場になってしまい、部屋を散らかされていた。僕も何度かお世話になりました。ありがとう。
プライベートではたまにオシャレなメガネをかけている模様。
G:Guardian Deity
【守護神 金光柾宣】
2年次から九大のゴールを守り続けていました。この男とは大学のゼミが同じで、履修した講義もほぼ同じということもありこの4年間でもっとも多く関わったと言って良いです。
普段はふざけた感じでいますが、試合になれば最後尾から声を飛ばし、勝てば本気で喜び、ミスをすれば本気で落ち込む、そんな熱血選手。
前述の通り僕とは大学で同じ講義を履修することが非常に多く、板書やプリント、試験情報を相当な回数提供してきました。いつか少しでも恩を返してもらいたいものです。
H:HUIS TEN BOSCH
【みんなで行ったハウステンボス】
2年生のとき、4日間の島原(長崎県)遠征の次の日に学年みんなで行ったハウステンボス(長崎県)。
朝から移動し、人が少ないのをいいことに海上アトラクションでお互い落水させ合い、かなり楽しんだが、いかんせん下が海水のため、落ちる度にしょっぱい思いをしたのが辛かったです。
午前中はここで体を動かしてはしゃいだが、そもそもハウステンボスは歩いて回って「チューリップきれいだね」とか「イルミネーションすごいね」とか言って穏やかに過ごすものであるためこの集団が飽きずに楽しめるのかという心配をしている人もいたが、実際はめちゃくちゃ楽しんでいました。VRやトリックアート展ではしゃぎまわっていたため、少し精神がおかしかったのかもしれない。
(画像はhttps://travel.mdpr.jp/travel/detail/1576915 )
光の感じと日焼けのせいで前列以外よく分からん。
I:I
【筆者 樋口佳樹】
このブログを書いている僕のことです。
最初に入部したのはよくある「今までサッカーをやってきたから」という理由でした。あと、「中学時代の先輩がいた」というのもありました。
それくらいの思いで入部したものの、終わってみればかけがえのないものばかりで、本当に楽しかったです。
試合では決して何度も出場できたわけではありませんでしたが、それでも何度か勝つことができ、そのときは本当に心の底から嬉しかったです。
J:Juniors
【愛する後輩たち】
後輩のみんなには本当にお世話になりました。
試合では何度もカバーしてもらったし、練習の準備や試合の運営等々この部のためにサポートしてもらったし、休みの日にいちごスイーツバイキングに連れて行ってもらったこともあります。
僕自身は特に秀でているものもなく、みんなに何も残せなかったかもしれませんが、僕はみんなからたくさんのことを教わったし、そしてみんなと一緒にサッカーを通して過ごした時間は本当に大切な思い出です。
これからもずっと応援し続けます。
K:Kindness
【やさしさであふれるように 美間坂伊織】
優しい人はこの部にも大勢いましたが、個人的に一番優しい人だと思っていました。
家が学校から遠いにも関わらず頻繁に車を出してくれ、坂を上ったところにある陸上競技場に練習の荷物を何度も運んでくれたりしていました。
プレー面では高い足元の技術とパンチ力のあるキックが売りで、今季最終戦で決めた強烈シュートや佐賀大戦での華麗な股抜きがよく印象に残っています。
僕が1年生の時に初めて練習に参加したときに最初に会話したのが彼で、
「美間坂伊織。伊織でいいよ」と言ってくれました。多分本人は覚えていません。
L:Love
【愛のバクダン 山田瑞貴】
九大サッカー部を愛し、愛された男。後輩に積極的に奢ろうとし、人よりも早くグラウンドにきて練習をし、学科の研究室の一環で千葉県に滞在したときもジムに通ってできる限り体を動かし、ケガを抱えながら試合に出ようともするアツい男。
…なのだが私生活のクレイジーさは尋常ではない。
誰も望んでいないのにかなり苦しむレベルで体を張って笑いを取りに行ったり、「もう辞める」と言いつつ早朝からコンビニでバイトをしてそのまま練習に来たりしていました。さっさと辞めたらいいのに。真面目さが故かもしれない。
M:Manchester United
【レッド・デビルズ 中島悠斗】
「赤い悪魔」を愛し、愛された(?)男。
広く海外サッカーに精通しており、その中でもイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド推しで、そのチームについて話すときには
「うちのチームはさ…」とオーナー目線で語ってくれました。
話題を振ったときのレスポンスの質が非常に高く、学年を問わず誰からも愛されており、一緒にいてとても楽しませてくれました。
ハウステンボスに行った時やこれから行く予定の卒業旅行でも、押し付けられた形だったにもかかわらずしっかり計画を立ててくれて、本当に感謝しています。
N:Nishinippon Institute of Technology
【お世話になった西日本工業大学】
何度も練習試合の相手をしていただき、大変お世話になりました。
その節はありがとうございました。しかもグラウンドがきれい。
個人技が高い選手が非常に多く、毎回苦戦を強いられ、何度も敗北を喫した相手。
今シーズンは練習試合しか行っていないが、来シーズンは九州リーグの舞台で正真正銘の真剣勝負が実現予定。ぜひ現地で応援したい。
O:Opulent
【富の化身 中島侑亮】
Opulent(形) 主な意味:富裕な、豊富な、華やかな、絢爛たる (Weblio 英和辞典)
チームトップの財力を誇る男。金に糸目をつけずによく洋服などを購入しているが、貯金残高が底をつくことはない。
誰かが遊びに誘っても「課題あるから」と言って断る意志の強さと勉強への意識の高さ(笑)を誇っています。
練習試合等で共演することが多く、その度に「お前は俺の精神安定剤」とか「お前は後輩の鏡だ」とかふざけていました。
「何言ってるんだろうこいつは」と思っていましたが、個人的にあまり悪い気はしていませんでした。
また、感情の起伏が激しく、試合でテンションが下がったときによく僕は声をかけてあげていました。(「精神安定剤」はあながち間違いじゃなかった…?)
P:Party Game
【大学生が本気で楽しむおもちゃ】
この四年間でいろいろなことをして遊んだが、中でもよく記憶に残っているものの一つが「いかさまゴキブリ」というゲームです。ルールは
http://coronavi.jp/game/35/ に書いてある通りですが、これがすごかったです。普通にやっても安定して楽しめますが、いわゆる「深夜テンション」になると悪魔的な面白さになり、家主に一切配慮せず叫ぶ様はまさに狂気でした。
Q:Quotidian
【なんでもないようなこと】
Quotidian (形) 主な意味:日常の、ありふれた (Weblio 和英辞典)
最後の試合が終わってから二週間近く時間が経ちましたが、特別ではない日常的なことがとても充実していたと思います。
授業が終わってグラウンドで練習したり、集まってゲームしたり、走ったり…
必ずしも楽しいことばかりではなかったけれど、そんなことも含めてこのサッカー部での思い出であり、そんな生活が当たり前ではなくなった今、ありふれた日常がいかに大切なものだったのかということを痛感しています。
R:Run for Penalty
【罰走】
この四年間でも特に思い出に残っていること、「罰走」です。
遅刻したり、チームの荷物を忘れたり、明らかに先輩が使った物の管理の責任を問われたりして走ってきました。
罰の原因となった部員が怪我のせいで走れず、横で微妙な表情をしながら声援を送ってくれた思い出は忘れられません。
S:Seniors
【頼りになる先輩方】
後輩のみんなにも支えてもらいましたが、先輩方にも大変お世話になりました。
僕たちの学年が失礼なことをしたり、変な絡みをしたりしても見捨てずにいつも変わらず接してくれて、本当に良い方々に巡り合えたと思っています。
プレーに関しても頼りになる方ばかりで、最高学年になり、先輩方の存在の大きさを痛感していました。
サッカー以外でも一緒に遊んでもらったこともあり、本当に良い思い出がたくさんです。
これからは一緒に九大サッカー部を応援しましょう!
T:Two-Faced Girl
【つかみどころのないマネージャー 薬師寺伊央】
大分から来たマネージャーその②。
このマネージャーに関してはその性格を一言で表すことができません。
大学のゼミを二つ履修するほど勉強熱心なのかと思えば学習能力のないことをやらかすこともあり、よく分かりません。
色々な側面をこの四年間で見せてくれたわけですが、何をしていても楽しそうな姿がよく印象に残っています。遊んでいるときはもちろん、練習でもあちこち走りまわり、移動中の車内でもマシンガントークを繰り出すほどにはいつも楽しそうでした。あと、嵐が好き。
U:UNIVERSAL STUDIOS JAPAN
【試合後日のテーマパーク】
春に関西遠征に行った後、数日間の休みを使って行った場所です。早朝から列に並んだこと、大雨の中濡れながらアトラクションに乗ったことはすごくいい思い出だし、とてもまともな精神状態では楽しめないようなクソゲーが誕生したのもそういえばこの場所だったと今これを書いていて思い出しました。
これは一年目の写真。
こっちは二年目の写真。
V:Vice Captain
【副キャプテン 森田隼矢】
このチームの副キャプテン、森田。
持ち前の走力を存分に発揮し、格上の選手に対しても食らいつく粘り強い守備が持ち味で、今季最終戦ではチーム最多タイの二得点を記録と攻撃でも大活躍。
彼は僕と共に数少ない実家勢の一人で、「家遠いトーク」や「共通の知り合いトーク」によく花を咲かせていました。
試合の際に家の前まで来て車に乗せてもらったり、プロ野球の試合のチケットを取ってくれたりして、相当お世話になりました。何かしてあげたいです。
ただ、睡眠時間を犠牲にして夜通しボウリングをしようとするのだけは改善してほしい。
W:Warrior of Mahjong
【麻雀戦士 竹下翔太郎】
学年で麻雀が流行り始めてから少し遅れてやってきた戦士。それまでも麻雀への熱意が強烈に強い部員はいたものの、積極的に打ちに行こうとしており、理系部員が研究に時間を割き出したタイミングで頭角を現したのも相まって、個人的に最強の戦士だと思っていました。
プレー面では両サイドバックをそつなくこなし、その走力と両足のキックでチームを支えていました。
当時はお互い認知はしていなかったが高校時代に対戦経験があり、総体では僕がいたチームが彼のチームに勝ち、引退に(恐らく)追い込んでしまったという浅からぬ(?)因縁も。
(サッカーについての情報雑すぎ)
X:X-ray
【X線検査】
https://www.irasutoya.com/2016/12/x.html
Xだけは本当に思い浮かびませんでした。
辞書を引いても「X染色体」とか「X軸」とかしか出てこなかったのでいらすとやで見つけてX線検査のフリー素材を置いていきます。
Y:Yell
【応援】
1年生のときはよく公式戦で応援していました。そのうちの三割くらいがまともな応援歌で残りがガヤみたいになっていましたが…そうやって外で大声を出していたのも三年も前のことかと思えば時間の流れの速さと懐かしさを感じます。
応援と言えば今年の11月の佐賀大戦でも久しぶりに応援が復活し、その試合で今季初スタメンを飾ったのですが、劇的勝利を収めました。この試合は本当にチームが一つになったのを感じ、勝てたことも、後輩たちが応援をしようと動いてくれたことも最高に嬉しかったです。
また、この四年間、OB・OGの方々や、今年度からはいとしまスポーツ整骨院様、博運社様、虹の松原自動車学校様、お食事処 まこっちゃん様にも様々な形で大きく支えていただきました。
僕たちが活動するうえで非常に大きなご支援を賜り、この場でお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
Z:Zenith
【頂点】
このチームで何らかの大会で頂点に立つことはできませんでしたが、このチームは最高でした。小学三年生から続けてきたサッカー。その集大成ともいえる大学サッカーで大きな支援を頂いたこと、頼れる先輩方についていったこと、大好きな後輩たちに支えられたこと、そして同級生のみんなに出会えてサッカーをして、遊んで、たまにきついこともあって、イジり、イジられ、共に時間を過ごせたことが何よりの宝物です。
おそらくサッカー人生最後となる大学で入ることができたこのチームは、僕のサッカー人生において、まさに、
「頂点」。
…と、YとZでいい感じに締めたところでこのブログも終わろうと思います。
6,000字超のこの文章を最後まで読んでくれた人も、そうでない人も、
ありがとうございました。
これからはこのチームのサポーターとして、応援していきます。
九州大学サッカー部 4年 樋口佳樹
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