部員ブログ「サッカーをする理由」土居諒
私がサッカー部に入部してからちょうど1年が経ちました.初めに少し自己紹介をさせてください.私は岡山県の津山市というところから九州大学に編入学しました.津山市には強豪校である作陽高校があり非常にサッカーが盛んな町です.私は小学校2年から中学3年まで地元のクラブチームに所属してサッカーをしてました.所属していたチームの後輩には高校サッカー選手権で優勝した選手や所属していたチームは違いますが現在J2で活躍している選手などと普段から練習や試合ができていて非常に恵まれた環境でサッカーができていたんだなと感じています.
本題であるサッカーをする理由について書こうと思います.理由は端的にサッカーに対して「未練」があったからです.私は中学時代本気で全国クラブユース選手権に出場したいと思い,遊びなどもほとんどせず,とにかくサッカーのみに打ち込んでました.それでも結果としては中国大会には出場できたもののベスト8でサンフレッチェ広島ジュニアユースと対戦し10点以上取られて負けて全国大会には出場できませんでした.完全に力の差を見せつけられました.中学生ながらここまで通用しないと全国の壁は高く,本当にサッカーで上を目指すのは非常に厳しい世界なんだなと感じました.全国大会出場をのがし,さらに西日本大会出場をかけた試合でも負け,私は,その試合で左肩の脱臼かつ骨折をしました.手術をし,約3か月間のリハビリにもやっぱりサッカーが好きだったので耐えることができました.しかし,復帰してみると現実は甘くありませんでした.肩の脱臼の再発の怖さから対人プレーで臆病になり,さらにボールの扱いや体力の衰えにサッカーを嫌いになってしまいました.今考えると当時の自分はただサッカーから逃げたメンタルの弱い人間だったと思います.当時怪我をしたとき支えてくれたトレーナーの方やコーチ,親には本当に申し訳ありませんでした.私のサッカー人生は中学3年生で終わってしまいました.
そんな中で私が18歳の時,作陽高校でフットサルをしていた双子の兄弟が高校生大会で全国ベスト4になり,さらにプロも参加する大会でF1のチームであるバルドラール浦安と試合している姿を見て感動しつつ,一つのけがでサッカーをやめた自分の不甲斐なさを強く感じたのを今でもはっきり覚えています.そこでもう一度サッカーで勝負したいという気持ちが生まれ,大学に入学したら絶対にサッカー部に入ろうと決意しました.
九州大学サッカー部に所属してまだ1年ですが,日々サッカーの楽しさや努力することの大切さを実感しています.あと1年しかありませんが,サッカーに全力で取り組み,目標である九州リーグ1部昇格を果たせるように活動していきます.そうすることができれば自分の中でのサッカーに対する「未練」がなくなり,サッカー人生がいいものだったと思えるのかなと思います.最後に3年生から入部した私を受け入れてくれたサッカー部のみなさんには感謝してもしきれません.本当にありがとうございます.
拙い文章でしたが,最後まで読んで頂きありがとうございました.
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