部員ブログ「等身大の思い」佐藤大也

 あと何回練習できるのだろう。駐輪場の外灯の下でくだらない話を夜中までできる日はあと何回あるだろう。練習後のご飯じゃんけんはあと何回できるだろう。みんなと試合できるのはあと何回なのだろう。最近こういったことがふと頭をよぎり寂しい気持になることがある。さらに現在、コロナウイルスの流行によって様々なことが制限されていり、今後の状況によってはリーグ戦のレギュレーションが変更になるかもしれないし、サッカー部としての活動ができなくなるかもしれない。実際、今も部活できたりできなかったりの繰り返しだし、練習試合も今のところ予定していたものすべてが中止になっている。みんなコンディションはどうか、試合勘は戻っているだろうか、モチベーションは落ちずにやれているかな、そもそも試合はちゃんとできるのか、などといろんなことを考える。ほかにも、チームのためにできることはないか、今やっていることはチームのためになっているのか、ゲームキャプテンとして何ができるか、とか。いろんなことが頭をぐるぐる駆け巡る。あー面倒くさい、これが正直なところで、なんにも考えずサッカーしたり遊んだりしていたころに戻りたくなる。だけどこれが4年になるってこと、責任を持つってことなのだと自分に言い聞かせて、その気持ちを抑え込む。まあ結局何をどう考えてもどうしようもないので、とりあえず大好きなみんなとサッカー部員として活動できる1日1日を全力で取り組み、楽しんでいこうと思う。そしてゲームキャプテンとしての役割の答えは1年間やっていくなかで見つけることができればいいなと思う。

ここからは具体的なサッカー部の活動について。今年も「九州大学サッカーリーグ1部昇格」を目標に据えている。リーグ戦は一発勝負のトーナメントではないので、この目標を達成するにはいかに勝ち点を積み上げるかが重要である。12月に目標を達成できるためにそこから逆算し、勝つべき相手にはしっかり勝ち、格上の相手にも最低でも勝ち点1を積む。試合でそうなるためにまた逆算して今自分はどうするべきか、どうあるべきかを個人が考えて練習に取り組む。そういうところができるようになって練習に取り組み、試合に臨むことができれば、きっとその先に目標達成が見えてくると思う。去年のキャプテンのブログに書いてある「一部行くぞ。」みたいなかっこいいセリフ言えればブログとしていいんだろうけど、自分には恥ずかしくて言えない。だからそういった姿勢はグラウンドでのプレーや行動で示したいと思う。だけど、あえてブログでつづるとするならば、目標の達成に向けて一緒に全力で頑張ろう、このくらいである。

また、今シーズンから班活動の強化にも取り組んでいる。学生主体の組織運営であるため、サッカーだけをしていればいいや、とはいかない。つまり、サッカー部にとってサッカーをすることと班活動は“両輪”なのである。私は財務班に属しており、現在は部員の経済的負担を減らしサッカーに打ち込める環境を作るために活動している。今年はいろんな人の協力もあり、以前から協賛していただいている企業に加え、新たな企業に協賛していただけることになった。多くの方に支えられてサッカーできているということを忘れず、チームとして活動していきたい。

ここまでいろんなことを書いたけど、何はともあれサッカーにも組織活動にも全力で取り組み、今後のサッカー部のためのレールを作っていければなと思う。そしてシーズンが終わった時にやりきったと自分だけが思うのではなく、チームとして思える、そんな1年にしたい。

九州大学サッカー部に関わるすべての皆様、今シーズンも応援のほどよろしくお願いいたします。

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